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インドと私の出会い

第31号 私達の観光旅行その6

 話が前後してしまうのですが、ニューデリーではパキスタン行きのビザを取りに行ったんだった。で、インドで再入国許可を貰うために知り合いの力を借りたのですが、何のことはない。もともと、再入国査証はついていたのですねー。だからその努力は結果として無駄だったんですけど。

 インドってのは不思議な所で、知り合いからお金を取るってのがあります。普通なら知り合いだから安くなるだろうと思うんだけど、そうではなく、かえって高くついちゃうという事も多々あります。

 だからこの時の私もこの人の好意に対して、お金を払わないとならないんだ。と思い込んでまして、あちこち手を尽くして貰った後に、その知人の手に100ルピー札を渡したんです。夫の許可もなしに。。

そしたら、そのインド人の知り合いの怒る事なんの!!

 夫にも、何でそういう失礼な事すんのか!!と怒られ、

 だって今までそうだったから、、、としか言えなかった私。
未だにその人は私の事を腹立ててるなあと思うと心残りです。

 インドに行き慣れた人も悩むのが、ここで、そのインド人が儲けるためにやっているのか、あるいは好意でやってるのかってのが、私達日本人にはよく分からない時があるんです。

 騙されるって思い込んでると、すごく親切にされて、反省させられたり、、そしてこれが、インド旅行を疲れさせる原因の一つだったりもします。

第32号 フォグワラに戻る 1

 私が滞在したナダロンという村はフォグワラからタクシーで1時間程かかった場所にありました。フォグワラ自体、高速バスは止まるものの、そう大きな町でもない様でした。

 フォグワラから村にどうやって帰るかというと、大抵はタンプーに乗って村迄行きます。(バスもあるけど)このタンプーってのは何者かと言うと、言ってみれば、ドアなし乗り合い自動車といった感じの物で、(デリーでもあるらしい。私は乗った事ないけど)満員になると動くのか、時間になると動くのかよく分からない乗り物です。

 バスもあるんだけど、何故かよくタンプーに乗りました。このタンプー、こまわりが効いて便利なんだけど、雨が降ると動かないんです。今日は雨だからタンプーは駄目だ。って感じ。
何でだったんだろう??

 インドがすごいのは、バスに乗っても、タンプーでも女性は絶対優先して貰えます。イギリス文化の名残かな。まあ、タンプーは立ち乗りは出来ないんですが、男性は屋根に乗ったりします。つまり座席は女性優先ですが、事件が。。。。。。

 その日ナダロンに帰る私は、手土産にバナナの房を買ってました。インドでは手土産に果物をよく買いました。ヒザの上に置いてましたが、混みあって来たそのタンプーの座席。私の後に乗り込んできたおばさんは私に何の断りもなしに、私のヒザの上に座るんだなー
バナナ乗せてるっちゅーーーーーに(-_-#)

 インド人はまず、謝りません。習慣ですね
まあ、おばさんはバナナ潰れても気にしてないし、私の夫も、気にしてないし、実はどって事ないのかもしれないけど。

第33号 フォグワラに戻る 2

  私は大ざっぱで、何も考えていない。明日になれば、また太陽は昇るし、辛い事が来たら、その次は楽しい事が起きる。大体、計画なんて立てても、途中で変更しないとならないんだし。

インドに来た目的は結婚の御挨拶を夫のお母さんにする。そして式はインドで挙げるというのが、本来の目的でした。

だけど、結婚式の話は全然出ない。普通の人はちゃんと計画を立てる物だと思いますが、私の場合は、この通り、大ざっぱ人間だし 両親には勝手で随分迷惑をかけたと思います。
(今となっては遅いか。<(_ _)>)
村には電話もないし、生きてるか死んでるか分からなかっただろうなー。

 だけど、何でさっさと結婚式が行われないのか、解せません。
今頃になって分かった事だけど、インドには結婚シーズンなるものがあるんです。大体11月から3月頃迄、だから、結婚式がなかなか行われなかった様です。夫もそこの所、はっきり言ってくれればいいのに。。。。
だけど、いよいよ、結婚式が行われる事になって、フォグワラ迄、自分の結婚衣装を買いに行く事になったのでした。バンザイ。あの、赤くて金色が入った、衣装を着られるのが、楽しみで、楽しみでなりませんでした。

第34号 フォグワラに戻る 3

 インド人は平気でウソをつくので、(そういうつもりがあるのかどうだかは分かりませんが)フォグワラの工場に行きましたら、(工場自体は入れなくて周りにあるお店で買ったのですが、)
おばちゃんが『布はねー、インド製だけど、機械は日本製なのよねー。』等と言ってました。布は義母も買いに一緒に行ったのですが、私の思惑に反し、何故かピンクの布が選ばれてしまいました。

 いつもの様に抗議して、私は赤に金刺繍の入った衣装を着るんだ!!って言うのに、ピンクしか買って貰えませんでした。(;_;)日本人だからとか何とか訳の分からない理由を言われまして、悲しいの、何の、来月は私がむくれている結婚式の写真をお届けします。

第35号 フォグワラに戻る 4

 結婚式の写真を探すのを忘れてたw(゚o゚)w オォ-

 私の結婚式は悲惨でした。インドでの結婚式はこんな物なのか、と大変苦痛でした。ただ、ただ、座るのみ、、、

 インド人のシーク教徒のお坊さん(?)と言うのか(?)が夜寝ないで、3日間程ずっとお経を唱え続けるんです。これが村中に放送されるので、村でもどっかで結婚式が行われてるってのは分かるんだろうけど。

 それはともかく、結婚式の儀式がいけません。
座る事3時間、ただ、ただ、お経を唱えてるのを真面目に聞くだけ。我慢強い私も飽きるの、なんの。インドでは結婚は嬉しい事じゃないのかい!!と思った位ですからね。


そして、、、私の時に行われた結婚式は実はパンジャーブで普通に行われてる結婚式とは全然違うって事に後で気がついたのでした、、、それは次回また。

第36号 フォグワラに戻る 5

 2002年の現在は違いますよ(念の為)

 その当時のインドは見合い結婚が主流でした。
まあ、たまに学校での恋愛結婚もあった様ですが、取りあえず、パンジャーブでは同じ村の人同士は結婚出来ないとの事でした。生まれを辿ると元は一つ、という事で、親戚と同じだから、と私の夫は申しておりました。つまり恋愛がそうそう、許される環境ではないという事です。

恋愛結婚で、村を訪問した私は親戚にとって、日本人(つまりお金持ちの国ですねー)の妻がいる。と言う事で一種のステータス。大自慢だったみたいです。

それで親戚の人々が考え出した事と言うのは、日本人である私、マンジートがインドにいる間に姪の結婚話をまとめてしまおう!という事でした。まだ姪は、十九歳。

 向こうのお見合い結婚ってのは本人が会える訳ではないのです。(当時は)つまり、嫁ぐ娘の家族達が相手のだんな様候補に会う訳です。
当人同士は会えませんでした。

 そのだんな様下見(失礼!)に親戚に日本人がいると言えば、
向こうも気をよくする。という事で私も狩り出されたのでした。
日本でいわば、ちょっと離れた親戚も一緒に行ったりして、
私はただ、ただ、ほ〜〜この人が〜〜〜と思うだけでしたが、
本人の意志に関係なく結婚は決まってしまったのでした。

第37号 フォグワラに戻る 7

 いよいよ結婚式の前日、花嫁のうちに行きました。
これも、場所により結婚式のやり方は違う様ですが、私の姪のお宅、パンジャーブでは、まず、夜が明けぬうちに花嫁はお風呂に入ります。お風呂って言っても、当時はバケツに水が汲んであるだけなのですが、その花嫁を(服は着ていた様な記憶が。。。??曖昧な
記憶ですけど。)多分、儀式としてだと思うのですが、親戚の女達が花嫁を洗ってあげるんです。
ほら、あんたも洗ってあげなさい。とか何とか言われ、私も腕をごしごし洗ってあげました。(写真は洗っていた時ではないですが、まあこんな感じ)何となく、清らかにして花嫁に行くって感じで、よかった。(*^_^*)

 そうこうするうちに夜も明けて、何だかざわざわする訳ですが、まず、花婿がやってくるのを待つ訳です。そしたら来たぁぁぁぁ。

 インドのアンバサダーに乗って、楽隊がドンドンピーヒャラやりながら、何台にも車に便乗してやって来るのです。もーそりゃお祭り気分。その中の一台に花婿もありーの、親戚ありーので、取りあえず、従兄弟、車から身を乗り出したら危ない!!

それだけ、結婚式って大きい、そして嬉しい物みたいで、
花婿が、車から下りて来た姿には驚いた。
顔が見えない。(^_^;)

一枚目、お風呂に入る前の花嫁
二枚目、着飾った花嫁
三枚目、花嫁宅に到着した花婿

第38号 フォグワラに戻る 8

 人の結婚式は楽しい。私のは一体何だったの??という位、
私の結婚式は、ただ、ただ、お経(?)を聞き続けるだけのものでしたが、姪の結婚式はおごそかに誓いの言葉やら、指輪交換やらがされて、そういう面倒臭い事はすぐに終了しまして、

 その後、これはいいなーと
思ったのは、ながーい紐の先を新郎が持ち、終わりの方を新婦が持ち、七回程、皆が座っている客席をグルグル回ってあるくんです。
何だか、いかにも、私はこの人についていくのよ。という儀式みたいでよかったー。その後、初めて、2人は顔を見ていた。
それも面白い。。好みでなかったら、ガッカリするのだろうか??

 その後、2人にお祝いのプレゼントがなされ、何でもいいんだけど、お金もあったけど、布が多かったかな。
ちなみに近所でも誰でも披露宴は参加出来て、ただメシも食べられます。だからお祝いは皆の気持ちを渡すのですが、10円でも20円でもいいのよ。気持ちで。日本みたいに1人2万が相場か??等と考えなくてよいので、非常に楽です。
まあ、親戚だとあまりケチな事すると裏でブツブツ言われたりしますけどね。

 で、日本でいう所の披露宴が始まります。
私のは多分、節約結婚式だったので、そんなのは来てなかったんだけど、コーヒーメーカーが来てたよ。コーヒーが嫌いで飲めないのに、コーヒー=高価というその時の価値観で無理やり勧められ、サーバーから出てきた物はあまーーーーーーいo(^_-)○
カフェオレでした。お陰で飲めましたが、(^_^;)

 親戚のオバチャン達は皆話が盛り上がってるけど、
私はつまらなくなってうろうろしてたら、荷物の検査やってました。
花嫁側からの持参の家具類や、衣類、間違いない様にその役に
ついた人はいちいち紙に内容をメモして、内容と物があってるか
どうかチェックしておりました。へー、いい加減なインドでも
こんな事すんだなーとちょっと感動。

 その後は、これまた日本と違う結婚式で、へーっと思いました。

第39号 フォグワラに戻る 9

 結婚式と、日本でいう所の披露宴が終ると、、なんと花嫁は花婿と一緒に花婿宅に行ってしまった。

 で、
 花嫁の母親はどうなるか?というと自宅に残るんですなー。
つまり、やってきた花婿、その親戚一同は花嫁だけ連れて、
自宅に戻ってしまうのだ。これには驚き( ゜_゜;)
つまり花嫁の母親は後日でないと、新郎宅には行けないそうなんです。なんでだか分からないんですが。

 それで、あちらでは、またあちらで花嫁を待ちかまえてる人達でパーティが開かれるって事でしたが、私は行けなかったので、よく分かりません。とにかくこっちは花嫁のいなくなった炭酸の抜けたコーラみたいに、盛り上がりに欠けた夜を過ごすのでした。

 インドのいい所は、誰が結婚式に参加してもよいのですが、
親戚の多いインド人、それが村の小さな家に一斉に来た所で、
ベッドが足りる訳ないんです。それでどうするかというと
コンクリートの床に雑魚寝です。

 誰も気にしないし、そうしなければ、寝られない。
日本だったら、気を使ってホテルの手配したり、大変だが、
大らかでいいなー。と思いました。私も床でよかったけど、
日本人特別待遇でベッドでした。

 そうそう、インドはレディファーストの国です。

第40号 番外編O-JIさまに捧ぐ 

  番外編:続編が遅いということだったのですが、今月はもう更新したのでは??
とは思いましたが、読んで下さる方もいらっしゃると言うことで、今回は特別バージョン、O-JIさま更新しましたよ〜〜

 番外編なので、レストランでは出来ない話を1つ。
不快な方は読み飛ばして下さい。

 そろそろ、インド生活も慣れてきた私。いい加減、田んぼに
トイレットペーパーを埋めるのに、抵抗が出てきました。
インド人は外国人がトイレットペーパーを使っているというのを
露骨に嫌がります。(今でもデリーに行くと、実は秘かに一緒に
ご飯食べるの嫌だなー外人だししゃーないなーと思われる場合も
あるそうです。)

 朝、だだっぴろい農場で用を足していると、、、
果たして、ティッシュを使うのと、水で洗うのはどっちが
綺麗なんだろう、日本だってウォシュレットがあるんだし、
しかもウォシュレットの方が、普通のトイレより高級ですよね。
日本人の感覚から言うと、、ちっぽけな私は思うわけです。
何しろインドはだだっ広いから色んな事を考えて、そんな小さなこと
どうだ。とか思ったりもするんです。

 それと、微妙な話になるのですが、女性には月に一度、生理という物があります。私にはインドに行くにあたって、その心配はなかったんですよ。実は。
何故かというと、妊娠してたからです。
つまり、インドに行く前から私のお腹には赤ちゃんがいました。
(出来ちゃった結婚ではないですよ。念の為)
両親がインド行きに反対したのは衛生状態の悪い、そういう国に、
そんな体で行くのはどうか??って事もありました。

 パンジャーブの女性達は生理の時のトイレはどうしてるか?
生理のない人が、そんな事聞く必要もないし、また失礼だし、

 長くなるので、インドのゴミ事情とそのあたりの事を次回に
書きます。

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サーガルのらあまです。

このコラムは、1989年のインド旅行のもの。主にパンジャーブでの出来事について書いています。




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